コンスタンツ

コンスタンツの駅はホテルの目の前なので、慌てる必要はありません。コンスタンツからザールブリュッケンまでは2回乗り換えで6時間ほどかかります。3つの電車に乗りますが、いずれも地域快速です。このまま帰るか、それとも途中の駅で降りて少し散策するか考えました。考えながらコンスタンツを後にしました。

コンスタンツ

今日の午前中にコンスタンツを出発します。最終日の朝食は気になっていたカフェで取ることにしました。テラス席に座りましたが、なぜか周りに雀が多くいて、テーブルの上にもいました。少しゆっくりと朝食をとってからホテルに戻り、チェックアウトしました。

コンスタンツ

メールスブルクから船でコンスタンツに戻り、一度ホテルで休憩してから港沿いを散歩しました。その後、その港にあるレストランで食事をしました。いずれも想像したものと少し違ったものが出てきましたが、味は美味しいものでした。明日は出発です。

コンスタンツ

コンスタンツを出発した船は1時間もせずにメールスブルクに到着しました。観光地とあって特に湖沿いはすごい人の数です。旧市街地を歩いて、船から見えていた丘の上にある新旧のお城の古い方、つまり砦に向かいました。調べると現存するものの中ではドイツ最古の砦です。また街中には現存しているもので最も古い宿もありました。思った以上に歴史があり、それが残っている街です。1枚目の写真は昨日、船から見たメールスブルクです。昨日は曇っていました。そういえば砦の中にあるカフェに入った時、隣のテーブルの男性から声をかけられました。聞けば旅行で来られた日本の方ということ。この小さな街で、まさか日本人に会うとは!おそらく相手もそう思ったかもしれません。観光地といってもドイツの外れで、日本人もそれほど多くいないと思われる場所なので、珍しい体験ができました。新旧のお城や教会、街中を歩いて夕方、港に戻ってきました。今朝の時点では、昨日船の上から街が見られたので今日は訪れなくても良いと感じていましたが、実際は訪れて良かった街でした。のどかなところで楽しい気分を味わえました。

コンスタンツ

昨日はインフォメーションの方が言うように、ウールディンゲン=ミュールホーフェンとマイナウ島に行きましたが、お勧めされたもう1箇所のメールスブルクには時間的に行けませんでした。船の上から街を見ただけです。今日、そこに行くか考えました。船から街を見た感じでは、丘の上に新旧のお城があり、小さな街があります。それを見られただけでも十分な気もします。そしてコンスタンツ3日目ですが、街中にある教会はまだ見に行っていません。今日は街中を歩いても良いかもしれません。そこで情報を調べてみると、教会は午前中には開いておらず、開いているのは午後の一定時間だけです。すると午前中は無駄になってしまうので、やはりメールスブルクに行くことにしました。昨日と同じようにインフォメーションで船のチケットを購入しましたが、天気が良いからか、インフォメーションも行列ができています。昨日は雨だったのでほとんど人がいませんでした。そして港の方に行くとこちらもチケットを求める行列ができています。というわけでメールスブルク行きの船に乗りました。快晴です。またボーデン湖の青が綺麗です。

コンスタンツ

コンスタンツ3日目です。朝、早くに目が覚めてホテルの窓から朝焼けを見ました。

ところで今回、ホテルを予約した時点では朝食はつけていませんでしたが、フロントで言えば朝食をつけることも可能です。どうやら時間制になっているようでしたが、希望の時間が取れました。今回、朝食をつけなかったのは、先日も書きましたが、前日の移動等で疲れていると朝食を抜きか軽めでも問題ないということがあります。しかし、それだけではなく、このホテルは朝食の料金が高いというのもありました。どこかでお昼を食べるのと同じくらいの料金です。しかしせっかくのなので一度はそのホテルの朝食を食べようと考えていました。そして朝食の部屋へ行くと、非常に驚きました。その空間も豪華ですが、食べ物の種類もかなりあります。またその場で調理しているのが見えています。この種類の多さやサービスを考えると、料金は決して高くないと感じられるようになりました。いずれも美味しいものでした。

コンスタンツ

午後8時を過ぎてコンスタンツに戻ってきました。一度ホテルに戻って、午後9時頃に夕食が取れる場所を探そうとしました。しかし歩き疲れていたこともあって、それほど食欲もありません。それでも街の方に歩いていくと、人が集まって生演奏をしているのが聞こえてきました。どうやら地元のイベントのようです。そこに行くとすごい人の数です。ここでジャガイモや豆を使った地元料理を注文しました。少し軽めの夕食です。それを食べて少し回ってホテルに戻りました。

コンスタンツ

ボーデン湖で船に乗って、ウールディンゲン=ミュールホーフェンを後にしました。マイナウ島は対岸に見えており、あっという間に着きました。この島は「花の楽園」「花の島」と呼ばれ、最初にこの地を花で一杯にしたベルドナッテ伯爵家によって今も管理されているということ。確かに花はいっぱい咲いていましたが、ちょうど見頃を過ぎていたりして、感覚的には花より観光客が多い印象でした。

島で観光客が回れる箇所はそれほど広くなく、ツーリストインフォメーションの方が言うように3時間で回れそうでした。しかし歩き疲れることを考慮しなければなりません。というわけで宮殿内にあるカフェに行きました。外から見ると人で一杯です。中に入ると偶然、席が空いたので、そのテーブルに着きました。カプチーノとケーキをいただきます。

そこで休憩したこともあって、時間は午後6時を回っていました。どうやら午後6時を過ぎると島は無料で開放されるのか、ゲートが開いていました。しかしその後は船がありません。バスしか戻る方法がないようです。つまり午後6時半頃の船が最終です。その船に乗りましたが、時間がないのでインフォメーションの方が言うメールスブルクには寄れませんでした。船はそこに立ち寄って、コンスタンツに戻ります。というわけで船からメールスブルクの街を見ました。少し高い丘の上に新旧のお城が見えます。

そのままコンスタンツに戻りました。遠くにメールスブルクの街が見えます。

コンスタンツ

ホテル近くのカフェで朝食をとったあと、一度ホテルに戻り、近くのツーリストインフォメーションに向かいました。今日はボーデン湖にあるマイナウ島に行く予定にしていました。今回の旅は観光スポットなどをあまり調べていないと書きましたが、コンスタンツの情報ページを見ると大抵、マイナウ島が出ており、そこは行ってみたい場所でした。大きくない島で数時間で回れるようです。そこには陸路バスで行き、島に繋がっている橋で行くことが出来ます。その方法で行こうと思っていましたが、インフォメーションの方が言うには、船で行って、途中どこどこに寄った方が面白いということ。というわけで、その場でいくつかの街に行ける船の一日券とマイナウ島に入るための入場料金を支払いました。マイナウ島は船でもバスでも島に入るには入場料が必要です。言ってみれば島全体がテーマパークといった感じでしょうか。

コンスタンツの港から船が出ています。早速それに乗りました。インフォメーションの方が言うには、マイナウ島で約3時間、そして対岸のウールディンゲン=ミュールホーフェンとメールスブルクに行けば1日で回れるということ。それを参考しましたが、その順番だと時間の無駄ができるので、まずその3箇所で一番遠いウールディンゲン=ミュールホーフェンに行って、そこからマイナウ島、メールスブルクと船で戻ることにしました。

ウールディンゲン=ミュールホーフェンは小さな町ですが、そこには現在、先史時代の杭上住居博物館となっている、水上の家々が並んでおり、それは世界文化遺産に登録されています。ボーデン湖の水上に家を建てて暮らしていたのが分かる博物館です。実際に訪れてみると、広くはないですが、思った以上に時間がかかる場所でした。1時間もかからないと思っていたのに2時間以上そこにいました。それだけ興味深く、面白い場所と言えます。

その後にマイナウ島に向かいますが船の時間まで少しあったので、スタンドで軽食のカリーヴルスト(カレーソーセージ)だけ注文しました。写真の一部を切り取ったので画質が良くないです。

コンスタンツ

コンスタンツ駅前のホテルに宿泊していましたが、朝食は付けていません。というのは、日本への一時帰国の際にミュンヘン空港近郊のフライジングで一泊したときの朝食は、前日の移動の疲れからかほとんど食べられませんでした。フライジングのホテルは朝食付きでしたが、コンスタンツのホテルは朝食別です。前日街中を歩いた感じでは朝食を取れるところも色々とありそうでした。というわけですぐ近くにあるカフェへ。そういえば前日歩いた感じやこのカフェで感じたのは、ザールブリュッケンよりも少し物価が高いということ。スイスに近いことや、観光地ということもあるかもしれません。