コンスタンツ

ボーデン湖で船に乗って、ウールディンゲン=ミュールホーフェンを後にしました。マイナウ島は対岸に見えており、あっという間に着きました。この島は「花の楽園」「花の島」と呼ばれ、最初にこの地を花で一杯にしたベルドナッテ伯爵家によって今も管理されているということ。確かに花はいっぱい咲いていましたが、ちょうど見頃を過ぎていたりして、感覚的には花より観光客が多い印象でした。

島で観光客が回れる箇所はそれほど広くなく、ツーリストインフォメーションの方が言うように3時間で回れそうでした。しかし歩き疲れることを考慮しなければなりません。というわけで宮殿内にあるカフェに行きました。外から見ると人で一杯です。中に入ると偶然、席が空いたので、そのテーブルに着きました。カプチーノとケーキをいただきます。

そこで休憩したこともあって、時間は午後6時を回っていました。どうやら午後6時を過ぎると島は無料で開放されるのか、ゲートが開いていました。しかしその後は船がありません。バスしか戻る方法がないようです。つまり午後6時半頃の船が最終です。その船に乗りましたが、時間がないのでインフォメーションの方が言うメールスブルクには寄れませんでした。船はそこに立ち寄って、コンスタンツに戻ります。というわけで船からメールスブルクの街を見ました。少し高い丘の上に新旧のお城が見えます。

そのままコンスタンツに戻りました。遠くにメールスブルクの街が見えます。

コンスタンツ

ホテル近くのカフェで朝食をとったあと、一度ホテルに戻り、近くのツーリストインフォメーションに向かいました。今日はボーデン湖にあるマイナウ島に行く予定にしていました。今回の旅は観光スポットなどをあまり調べていないと書きましたが、コンスタンツの情報ページを見ると大抵、マイナウ島が出ており、そこは行ってみたい場所でした。大きくない島で数時間で回れるようです。そこには陸路バスで行き、島に繋がっている橋で行くことが出来ます。その方法で行こうと思っていましたが、インフォメーションの方が言うには、船で行って、途中どこどこに寄った方が面白いということ。というわけで、その場でいくつかの街に行ける船の一日券とマイナウ島に入るための入場料金を支払いました。マイナウ島は船でもバスでも島に入るには入場料が必要です。言ってみれば島全体がテーマパークといった感じでしょうか。

コンスタンツの港から船が出ています。早速それに乗りました。インフォメーションの方が言うには、マイナウ島で約3時間、そして対岸のウールディンゲン=ミュールホーフェンとメールスブルクに行けば1日で回れるということ。それを参考しましたが、その順番だと時間の無駄ができるので、まずその3箇所で一番遠いウールディンゲン=ミュールホーフェンに行って、そこからマイナウ島、メールスブルクと船で戻ることにしました。

ウールディンゲン=ミュールホーフェンは小さな町ですが、そこには現在、先史時代の杭上住居博物館となっている、水上の家々が並んでおり、それは世界文化遺産に登録されています。ボーデン湖の水上に家を建てて暮らしていたのが分かる博物館です。実際に訪れてみると、広くはないですが、思った以上に時間がかかる場所でした。1時間もかからないと思っていたのに2時間以上そこにいました。それだけ興味深く、面白い場所と言えます。

その後にマイナウ島に向かいますが船の時間まで少しあったので、スタンドで軽食のカリーヴルスト(カレーソーセージ)だけ注文しました。写真の一部を切り取ったので画質が良くないです。

コンスタンツ

コンスタンツ駅前のホテルに宿泊していましたが、朝食は付けていません。というのは、日本への一時帰国の際にミュンヘン空港近郊のフライジングで一泊したときの朝食は、前日の移動の疲れからかほとんど食べられませんでした。フライジングのホテルは朝食付きでしたが、コンスタンツのホテルは朝食別です。前日街中を歩いた感じでは朝食を取れるところも色々とありそうでした。というわけですぐ近くにあるカフェへ。そういえば前日歩いた感じやこのカフェで感じたのは、ザールブリュッケンよりも少し物価が高いということ。スイスに近いことや、観光地ということもあるかもしれません。

コンスタンツ

スイスのザンクト・ガレンを後にし、電車でコンスタンツに向かいました。ボーデン湖が見えています。

ホテルはコンスタンツ駅前に取ってあります。ところで普段、旅行に行く時は、目的地の観光スポットなどを予め調べていくことが多いのですが、今回はどちらかと言えばのんびりとした旅を意識していたので詳しくは調べていませんでした。ホテルは3泊4日の予約を取って、その日の天候等でどこに行くかを決める感じにしました。とりあえずホテルにチェックインして、フロントでもらった周辺地図を持って旧市街地を歩きました。同時に夕食を取れるところを探しました。お店はたくさんありそうです。ホテルの窓から駅を撮影。

何を食べたいかと考えたとき、とりあえず移動してきたばかりなので、ドイツ料理のような重いものは避け、比較的軽めに食べられるものを探しました。そしてイタリアンへ。こういったものを食べるとドイツらしさが感じられました。美味しい地ビールに前菜、パスタ、そしてティラミスを食べてホテルに戻りました。

スイス方面へ

今回の日本への一時帰国はミュンヘン空港発着でしたが、飛行機のチケットを購入するときに、同時にドイツ国内の電車のチケットも付けることが出来、出発前日及び当日、到着当日自由に使うことが出来るチケットでした(2等車のみで座席指定は有料)。それを使って出発前にはフライジングに宿泊しました。帰りもミュンヘンからザールブリュッケンまで直に帰るのではなくて、どこかに寄って帰ることにしました。ところで電車での移動時間が長く、乗り換えもあるので、日本に行くときはスーツケース一つだけでしたが、お土産などを買うと一つでは入り切らず、ドイツ帰国直前にもう一つスーツケースを購入しました。というわけでスーツケースを持っての旅行です。そして選んだ地域はスイスとの国境に位置するコンスタンツです。初めて訪れる場所です。ドイツ国内ですが、ボーデン湖を回って行くので一度スイスに入ります。というわけでスイスのザンクト・ガレンに立ち寄ることにしました。

のどかな風景の中を電車は走って行きます。座席は予め指定していたので、比較的のんびりと移動できたように思います。スイスへの国境通過は、私たちは明らかに観光客だったからか何も言われず、一部の人たちだけ電車内でパスコントロールがありました。

ザンクト・ガレンは2005年か06年頃に撮影で訪れたことがあります。着いてみると覚えている雰囲気があって、当時の記憶が結構残っているように感じられました。まず駅構内でスーツケースを預けるコインロッカーを探します。見つけるのに色々回って時間がかかりましたが、結局到着したホーム横にありました。スイスはユーロ圏ではないので現地通貨が必要ですが、コインロッカーはカードで支払うことができました。その後、自動販売機や訪れた先でもカード支払いできました。訪れたのは世界遺産になっている修道院及び修道院図書館、そして旧市街地を回って、ザンクト・ガレンを後にしました。スイスは物価が高いので、そこではカフェなどにも入りませんでした。

ドイツ到着

飛行機は遅れることなく関西国際空港を出発しました。そういえば行きのミュンヘンから羽田の時は映画を観ていましたが、その作品が最後まで観られなかったので、その映画をもう一度観ることにしました。今回は無事観られました。そして午前6時前にドイツ・ミュンヘンに到着しました。気温は12、13度で寒いです。飛行機から降りた人が皆、口々に「寒い!」と言っています。入国手続きや荷物の受け取りもスムーズに行き、午前6時頃には空港外に出られました。今回、4年ぶりの日本の滞在は約3週間といつもより短めでしたが、今までで一番充実していた気もします。計画していて出来たこと、出来なかったこと(忘れていたこと)などありますが、とても良い時間を過ごすことができました。お世話になった皆様、本当にどうもありがとうございます。写真はミュンヘン空港着陸時のモニタ、そしてミュンヘン空港です。

関空から

今日、関西国際空港からドイツに戻ります。深夜便なので、日中、比較的ゆっくりと準備ができました。空港には早めに着くように行動して、結果、チェックイン開始まで1時間以上ありました(実際はオンラインでチェックインは済ませていたので、開始時間には荷物を預けるだけです)。そういえば関空の手荷物検査では、これまでと同じように PCなどの電子機器は鞄から出してチェックを受けましたが、行きに利用したミュンヘン空港では3D検査になっており、鞄から何も出さなくても良いというものになっていました。これは非常に楽だったので、早く世界的に導入されてほしいものです。出国手続きなどを済ませて、搭乗開始までラウンジで過ごしていました。

撮影

今日は撮影で奈良方面に行きました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。そして今日は私の誕生日です。良い誕生日を過ごすことができました。家族やお世話になった人々に感謝です。

暑さ

日本はやはり暑いです。そして湿度が高いです。ドイツでも同じように気温が高くなりますが、ドイツではそこまで湿度が高くありません。では外に出ている時、同じ暑くてもドイツの方が過ごしやすいかといえばそうでもなくて、湿度で守られていないせいか、日差しが直に肌に当たる感じで痛いです。つまり暑くて痛いです。

ただ屋内に限っていえば、ドイツの一般家庭にはエアコンがないにも関わらず、湿度が高くないので日陰や家の中は比較的涼しく、日本に比べると少しは過ごしやすい気がします。

それでも数年前、ドイツでも40度近くに気温が上がった時、私のノートパソコンのバッテリーが暑さで膨張しました(メーカーに修理に出しました)。それまでも外付け冷却ファンを使用していましたが、それ以降は毎回必ず外付けの冷却ファンを最大で使用するようにしています。しかし今回、日本でエアコンの中でファンをつけて使用しているにも関わらず、バッテリーが膨張し始めました。長時間使うのは危険なので、新たなノートパソコンを注文しました。

暑さと直接関係ないですが、時計も新調しました。これまでドイツと日本の両方で機能する電波時計を使用していましたが、1年ほど前から針のアナログ時計と電子のデジタル時計が2分ほどずれるようになりました。工場出荷時に戻しても修正できません。今回、専門店で見てもらいましたが、簡単には直せないということ。というわけでシンプルなアナログだけの電波時計を購入しました。日本とドイツ、両方で機能するものです。個人的にアナログ感のある時計が好きです。