オペラを観に

ザールラント州立劇場へ行きました。モーツァルト作曲「後宮からの逃走」(1782年ウィーン初演)です。これまで幾つかの劇場で何度か観たことがありますが、いずれも難しい演出になっていました。今回はなぜか観る前から良い印象を持っていて、期待しながら劇場を訪れました。

ところでオペラに限らず、小説や映画でも実験的な作品だと感じる時があります。そのあとの作品が本番、本命で、その前にまずは試してみたといった感じです。プロ野球の2軍戦でまずは試してみる感じでしょうか。今回のオペラは演出家のための作品で、今後の大きなプロジェクトのための通過点といった印象でした。今後の一軍の試合が楽しみです。