先日の続きです。フランス・アルザスのベルクハイムという小さな村でお昼をいただくことにしました。予めネットで調べていると、郷土料理のお店などいくつかあります。というわけで街中を回りましたが、ネットでは営業中となっているものが夏休みで閉店していたり、営業は夜のみだったりで、開いているお店がありません。少し歩いてようやく見つけた場所は一杯で入れないということ。そこで友人がネットで探して電話で予約を入れてくれました。素晴らしい行動力です。車で10分ほどの距離にある雰囲気の良さそうなお店を予約してくれました。
村の駐車場に車を止めて、目的地に行きましたが、それらしいお店がありません。番地等を確認すると、どうやらホテルの中にあるようです。というわけでホテルに入って、レストランに案内されましたが、一瞬、場違いかと思うような雰囲気でした。全てのテーブルに白いテーブルクロスが被せられ、各椅子の前には銀食器やワイングラスが並べられてあります。ネットに出ていた写真はどうやらレストラン内の別の部屋のようで、目の前にある景色は想像していた雰囲気とは全く違っていました。そのホテルは4つ星なので、高級レストランかもしれません。メニューが配られましたが、フランス語のみで読めません。聞けば、ランチのコースがあるということで全員それを注文しました。
コースは前菜が鯖で、メインが豚の頰肉。そしてデザートです。ワインは地元のピノ・グリを注文しました。料理は郷土料理ではないようですが、結果的に非常に満足いくものでした。思わず笑ってしまうほどに柔らかく美味しいお肉、暖かく味付けされた鯖、非常にふんわりとしたデザートのフレンチトースト。量が少なく見えましたが、お腹一杯になりました。いずれもワインによく合います。食後にエスプレッソを飲んで満足してお店を出ました。このお店は当たりです。続きます。