再統一記念日

今日、10月3日はドイツ再統一記念日で祝日です。再統一30周年です。しかし昨今のコロナ関連の状況で国を挙げての大きな祝日といった雰囲気はありません。ところでコロナ関連ではドイツ近隣諸国は感染者数増加のため、(ドイツにとって)リスク地域となっており、それらの国からドイツに入国する際は14日間の隔離義務が課されています。ザールラント州は隣接するルクセンブルク全域、フランスのほぼ全域、隣接はしていませんが近くのベルギー全域がリスク地域となっています。またドイツ国内でもリスク地域となっている場所もあり、移動の制限がなされています。早く収まってほしいと思うのと同時に自身もまだまだ気をつけていきたいと思います。写真は近所で撮ったものですが、季節の移り変わりが感じられます。

冷たい雨が降っています。最低気温は10度以下で寒い一日でした。雨が降る中、傘を差してiPhoneで撮りましたが、片手で操作はしずらく、そんなときは防塵防滴のカメラ、レンズが便利だと感じられました。ただ大きさが大きくなるので、コンパクトなシステムが気になるところです。コンパクトなシステムといえばオリンパスの映像新会社が「OMデジタルソリューションズ」となってOMブランドはそのまま引き継がれるようですが、PENシリーズはどういった風になるのか、こちらも気になるところです。

展示のお知らせ

2020年9月24日-10月17日、PH21 Gallery(ハンガリー、ブダペスト)での「Dis/harmony」展に選出、2点展示されます。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

Dis/harmony
A curated international photography exhibition
September 24 – October 17, 2020
PH21 Gallery, Budapest, Hungary
www.ph21gallery.com

場所:ハンガリー、ブダペスト PH21 Gallery、Budapest、Hungary
期間:2020年9月24日(木)- 10月17日(土)まで。

真下の写真は私の作品ではなく、展示会のポスターです。その下2点が私の作品です。画面のスクリーンショットです。1点がHonourable mentionに選ばれました。

フィルムカメラ

フィルムカメラで撮りたくなる時があります。この写真はデジタルですが、こういった何気ない風景が撮りたくなります。フィルム代、現像代が安くないので撮る枚数が少なくなっていますが、時々はフィルムが入ったカメラを持ち出してみても良いかもしれません。この写真を撮るときにそんな風に思いました。

別世界

ドイツの街中に立つアパートには中庭があるところがあり、その中庭にも別のアパートが立っていることがあります。そして通りを歩いていると、その中庭側が見えることがあります。下の写真、建物下の暗い箇所の向こう側には中庭の一部が見えますが、それがまるで別世界のようにも見えました。

オペラを観に

ザールラント州立劇場に行きました。ヴェルディ作曲「イル・トルヴァトーレ」(1853年、ローマ初演)です。私にとっては2020/21年シーズンで初めて観るオペラで、同時に今年3月に外出制限が出されて以来、初めて観るオペラです。本当はもっと早くに観たかったのですが、人数制限もあって、このオペラは完売かそれに近い状態で、空いていても端の席だったので、なかなか観られませんでした。ようやく観られます。気温は7度で寒く、一気に冬になった気がします。

ホール内に入る際もディスタンスの規制があり、並ぶ位置に線があります。そういえば男性トイレも同時に入れるのは2人までで、トイレの入り口前には同様に線が引かれていました。

そしてホールに着席するまではマスク着用が義務付けられています。

座席は1列ごとになっています。

今日の公演は非常に良い公演でした。観られて良かったです。特に歌手陣とオーケストラの演奏。アリアの後や休憩の後に指揮者が入ってきた時にもブラヴォーが出ていました。そういえばオーケストラはコロナ感染拡大防止のためにピットに全員入れず、十数人だけの室内楽的な編成になっています。

歌手や合唱にも規制があります。それを意識すると、今回の舞台は上手くできていると思われます。演出に関しても、ここ数年のザールラント州立劇場の演目の中でも最も良い部類に入るかもしれません。規制がある中で、回転する舞台を上手く使っています。なるほど、こういった使い方、見せ方があるのかと感心しました。色々と規制があるので、歌手も距離やセットの壁があって互いが見えず、歌いづらいものがあると思われますが、今日の歌手は声が響いて前に飛ぶような舞台セットもあるのか、迫力もあり、良い演奏でした。

そしてあらすじを知っている人にとっては、分かりやすい演出で、これなら毎回完売近くになるのも分かります。ただ新たな客を開拓するという点を意識すると、あらすじを知らない人にとっては何が起こっているのか理解するのが難しい可能性もあります。映画のように気楽に観るのは難しいかもしれません。しかしこの演出家のオペラは機会があればまた観てみたいです。そういえば公演はイタリア語上演でドイツ語およびフランス語字幕でした。その字幕の文字がこれまでの4分の1以下のサイズになっており、私の視力ではほとんど読めませんでした。その分、舞台を観ることに集中出来たかもしれません。