コンスタンツ

ホテル近くのカフェで朝食をとったあと、一度ホテルに戻り、近くのツーリストインフォメーションに向かいました。今日はボーデン湖にあるマイナウ島に行く予定にしていました。今回の旅は観光スポットなどをあまり調べていないと書きましたが、コンスタンツの情報ページを見ると大抵、マイナウ島が出ており、そこは行ってみたい場所でした。大きくない島で数時間で回れるようです。そこには陸路バスで行き、島に繋がっている橋で行くことが出来ます。その方法で行こうと思っていましたが、インフォメーションの方が言うには、船で行って、途中どこどこに寄った方が面白いということ。というわけで、その場でいくつかの街に行ける船の一日券とマイナウ島に入るための入場料金を支払いました。マイナウ島は船でもバスでも島に入るには入場料が必要です。言ってみれば島全体がテーマパークといった感じでしょうか。

コンスタンツの港から船が出ています。早速それに乗りました。インフォメーションの方が言うには、マイナウ島で約3時間、そして対岸のウールディンゲン=ミュールホーフェンとメールスブルクに行けば1日で回れるということ。それを参考しましたが、その順番だと時間の無駄ができるので、まずその3箇所で一番遠いウールディンゲン=ミュールホーフェンに行って、そこからマイナウ島、メールスブルクと船で戻ることにしました。

ウールディンゲン=ミュールホーフェンは小さな町ですが、そこには現在、先史時代の杭上住居博物館となっている、水上の家々が並んでおり、それは世界文化遺産に登録されています。ボーデン湖の水上に家を建てて暮らしていたのが分かる博物館です。実際に訪れてみると、広くはないですが、思った以上に時間がかかる場所でした。1時間もかからないと思っていたのに2時間以上そこにいました。それだけ興味深く、面白い場所と言えます。

その後にマイナウ島に向かいますが船の時間まで少しあったので、スタンドで軽食のカリーヴルスト(カレーソーセージ)だけ注文しました。写真の一部を切り取ったので画質が良くないです。

コンスタンツ

コンスタンツ駅前のホテルに宿泊していましたが、朝食は付けていません。というのは、日本への一時帰国の際にミュンヘン空港近郊のフライジングで一泊したときの朝食は、前日の移動の疲れからかほとんど食べられませんでした。フライジングのホテルは朝食付きでしたが、コンスタンツのホテルは朝食別です。前日街中を歩いた感じでは朝食を取れるところも色々とありそうでした。というわけですぐ近くにあるカフェへ。そういえば前日歩いた感じやこのカフェで感じたのは、ザールブリュッケンよりも少し物価が高いということ。スイスに近いことや、観光地ということもあるかもしれません。

コンスタンツ

スイスのザンクト・ガレンを後にし、電車でコンスタンツに向かいました。ボーデン湖が見えています。

ホテルはコンスタンツ駅前に取ってあります。ところで普段、旅行に行く時は、目的地の観光スポットなどを予め調べていくことが多いのですが、今回はどちらかと言えばのんびりとした旅を意識していたので詳しくは調べていませんでした。ホテルは3泊4日の予約を取って、その日の天候等でどこに行くかを決める感じにしました。とりあえずホテルにチェックインして、フロントでもらった周辺地図を持って旧市街地を歩きました。同時に夕食を取れるところを探しました。お店はたくさんありそうです。ホテルの窓から駅を撮影。

何を食べたいかと考えたとき、とりあえず移動してきたばかりなので、ドイツ料理のような重いものは避け、比較的軽めに食べられるものを探しました。そしてイタリアンへ。こういったものを食べるとドイツらしさが感じられました。美味しい地ビールに前菜、パスタ、そしてティラミスを食べてホテルに戻りました。

スイス方面へ

今回の日本への一時帰国はミュンヘン空港発着でしたが、飛行機のチケットを購入するときに、同時にドイツ国内の電車のチケットも付けることが出来、出発前日及び当日、到着当日自由に使うことが出来るチケットでした(2等車のみで座席指定は有料)。それを使って出発前にはフライジングに宿泊しました。帰りもミュンヘンからザールブリュッケンまで直に帰るのではなくて、どこかに寄って帰ることにしました。ところで電車での移動時間が長く、乗り換えもあるので、日本に行くときはスーツケース一つだけでしたが、お土産などを買うと一つでは入り切らず、ドイツ帰国直前にもう一つスーツケースを購入しました。というわけでスーツケースを持っての旅行です。そして選んだ地域はスイスとの国境に位置するコンスタンツです。初めて訪れる場所です。ドイツ国内ですが、ボーデン湖を回って行くので一度スイスに入ります。というわけでスイスのザンクト・ガレンに立ち寄ることにしました。

のどかな風景の中を電車は走って行きます。座席は予め指定していたので、比較的のんびりと移動できたように思います。スイスへの国境通過は、私たちは明らかに観光客だったからか何も言われず、一部の人たちだけ電車内でパスコントロールがありました。

ザンクト・ガレンは2005年か06年頃に撮影で訪れたことがあります。着いてみると覚えている雰囲気があって、当時の記憶が結構残っているように感じられました。まず駅構内でスーツケースを預けるコインロッカーを探します。見つけるのに色々回って時間がかかりましたが、結局到着したホーム横にありました。スイスはユーロ圏ではないので現地通貨が必要ですが、コインロッカーはカードで支払うことができました。その後、自動販売機や訪れた先でもカード支払いできました。訪れたのは世界遺産になっている修道院及び修道院図書館、そして旧市街地を回って、ザンクト・ガレンを後にしました。スイスは物価が高いので、そこではカフェなどにも入りませんでした。

ドイツ到着

飛行機は遅れることなく関西国際空港を出発しました。そういえば行きのミュンヘンから羽田の時は映画を観ていましたが、その作品が最後まで観られなかったので、その映画をもう一度観ることにしました。今回は無事観られました。そして午前6時前にドイツ・ミュンヘンに到着しました。気温は12、13度で寒いです。飛行機から降りた人が皆、口々に「寒い!」と言っています。入国手続きや荷物の受け取りもスムーズに行き、午前6時頃には空港外に出られました。今回、4年ぶりの日本の滞在は約3週間といつもより短めでしたが、今までで一番充実していた気もします。計画していて出来たこと、出来なかったこと(忘れていたこと)などありますが、とても良い時間を過ごすことができました。お世話になった皆様、本当にどうもありがとうございます。写真はミュンヘン空港着陸時のモニタ、そしてミュンヘン空港です。

ミュンヘン空港へ

翌日、フライジングのホテルからミュンヘン空港までタクシーで向かいました。飛行機は正午頃の便です。そういえば飛行機の座席指定は有料ですが、チケット購入時には隣同士の席がなく、あまり選択肢がなかったので、そのまま指定しないでいると、当日搭乗手続きした時には、残っていたのは2つだけでした。つまり私と妻の分だけです。もちろん隣同士ではありませんが、お互い偶然にも足が伸ばせるXLの広い座席でした。機内では映画を観ていましたが、終わりまで観られませんでした。写真1枚目はフライジングのホテルの窓から。青空が広がっています。2枚目、3枚目はミュンヘン空港です。

フライジング

ミュンヘンに到着しました。そこから空港近くのフライジングへ移動。翌日フライジングから空港に向かいます。フライジングは、私が以前ミュンヘンに住んでいた時に何度も訪れていたので、知らない街といった感覚がありませんが、前回訪れたのは10年以上前なので、少し雰囲気が変わっていました。それにしても気温は30度を超えているにもかかわらず、ミュンヘンからフライジングへ向かう電車は冷房がついておらず、まるでサウナの中にいる感覚でした。ホテルにチェックインし、少し街中を歩いた後、ドイツ料理のお店で夕食をとりました。

 

日本へ

明日の飛行機で日本に飛びます。今回はミュンヘン空港からで、そこまで電車で移動しなければなりません。まず電車でマンハイムまで向かいますが、来た電車はフランスのTGV。デザイン重視で乗りにくい電車です。荷物を持って乗るのは非常に困難です。車内は一杯でスーツケースを持ちながら階段にいました。偶然、友人と出会って、その後、売店のある車両に移動。そこでも立っていましたが、混雑していないので、少し快適に過ごせました。その後、マンハイムからミュンヘンへはドイツのICEです。こちらの方が車両内に荷物を置くスペースがあるので、TGVよりは良いです。しかしいずれも、スーツケースを座席に置ける新幹線には全く及ばないと今回も感じました。快適さが違います。